ゴジラ ファイナル ボックス 公式ホームページ --「ゴジラ」生誕50周年記念・DVD30枚組ボックス--

ゴジラ・ヘッド製作日記

2005.02.07
製作日記 最終回
ワックス

2004.12.03
製作日記 第3回
金魚?

2004.11.18
製作日記 第2回
頭の下の黒い箱

2004.11.2
製作日記 第1回
さらばオキ〇〇ェン・デスト〇イヤー

2004.10.23
中島春雄氏&佐原健二氏登場のスペシャルイベント

2004.7.31
「ゴジラ・ヘッド」日劇に現る!

2004.7.xx
「ゴジラ・ヘッド」完成目前!!

2005年2月7日

製作日記 最終回 ワックス

ゴジラ・ヘッドは、原型をワックス型に置き換え、金型の製作に入ることになりました。
金型の製作から製品の成形・組み立て・塗装までは、中国で行われるので、ワックス型のチェックに原型を製作したヴィショップの品田冬樹氏と、中国へ向かいました。

コンビニなどで販売されている、リアルな形状、細密な塗装のキャラクターフィギュアや、飛行機・戦車などのミニチュアは、そのほとんどが中国で成形・組み立て・塗装されています。中国には熟練した従業員を擁する、玩具工場が数多くあるのです。
そして、通常はワックス型を日本に送り、日本でチェックし、修正を施して、中国の工場に送り返すのだそうですが、ゴジラ・ヘッドはその大きさと重さのために、日本へ送るのは不可能だということになり、こちらから中国へ出かけていくことになったのです。

ゴジラ・ヘッドのワックス型は、複製用の素材の収縮率の関係で、各部に歪みが出ているらしく『これ、ほんとに初代ゴジラ?』と不安な気持ちになりました。初代ゴジラ独特のいびつな雰囲気が感じられず、どことなくカッコ良いのです。
品田氏は、鋭い視線でワックス型を見ています。軽く持ち上げたり、横に回ったり、様々な角度から見つめます。そして、原型と違っている個所を指摘し、修正を指示します。でも、どこか不安そう。頭頂部の出っ張り具合や、眉部分の大きさなど、複雑な修正を指示したため、その通りきちんとなされるかどうか、不安なのです。

そして、翌々日。修正されたワックス型と対面です。品田氏の鋭い視線がゴジラ・ヘッドに突き刺さるようです。近くから、遠くから、いろいろな角度から見つめます。そして、品田氏はにっこり。ワックス型を担当した職人とがっちり握手しています。
その後、金型を作る巨大なメッキ曹や、職人さんたちの仕事ぶりを見学させて戴きました。品田さんも自分も、これなら間違いなく、原型そのままの製品が出来上がると確信できました。

そして、1月の最終予約受付日の頃、量産品のサンプルが届きました。塗装はM−1号の西村祐次氏の指示によるものです。当時の撮影スタッフに話を伺ったところ、ゴジラは真っ黒だったそうですが、その黒さをイメージさせるグレーで成形しました。変形を防ぐための内張りもばっちりです。

このゴジラ・ヘッド、みなさんのお手元に到着した時は、どんな迎え方をされるのでしょうか?玄関に飾られますか?オーディオ・ルームの守り神にされますか?それとも箱に仕舞ったままにされるのでしょうか?
マス・プロダクツされるものとはいえ、その工程のほとんどは手作業です。ゴジラ・ヘッドとは末永く、大事につきあってあげて下さい。お願いします。

2004年12月3日

製作日記 第3回 金魚?

この製作日誌も3回目となりました。さて、また我々の前に立ちはだかった「障害」のお話をする前に、最新情報をお伝えしたいと思います。

先週(11月下旬)、第1号の見本が20ヶ、我々の元にやって来ました!本商品同様の塗装で仕上げ、一部の販売店の店頭に展示される予定です。
ゴジラの眉の色には、悩みました。M−1号西村氏は『モスラ対ゴジラ』風のカーキっぽい色を塗っており、ナカナカ味のある面構えになっていたのですが、自分としてはグレー系統の色を主張しました。そして何色もの塗装を試した結果、カーキとグレーの重ね塗りに決定しました。
ゴジラの眉は微妙な存在で、実際の着ぐるみは、身体本体と同じ色のままではないでしょうか?推測ですが。ゴジラの眼球は常にピンスポットでライティングされており、そのために明るい色に見えているのではないでしょうか?だからといって、眉を本体と同じ色にしてしまうと、まったくなじみのない顔に見えてしまうのですけれど。

本題に戻ります。出来上がったゴジラ・ヘッドの原型から、金型を作るための原型を作りました。口の内部や眼球を入れる細工はこの段階で行われたのですが、その原型を見ると、なぜか目が出ているのです。金魚のように。なんでやねん?

いったい何が違うのか?本体の肉厚か?いや、厚くすると、今度は奥目になってしまう!瞼の形状か?でも、最初の原型と変わっていない!眼球の位置か?・・・・・・品田氏、西村氏、そして自分。原型を前に悩む悩む悩む・・・結果、ちょっとした目尻の修正と眼球の直径を変更して解決。
こうやって文章にするとあっさり解決してますが、(て、この語り口のせいかも)原因に行き当たることができず、けっこう長いこと悩んでおりました。こうして仕上がった原型は、中国の工場に送られました。いよいよ生産用の金型を作るのです。
そして、季節は秋になろうとしていました。

2004年11月18日

製作日記 第2回 頭の下の黒い箱

さて、その「障害」ですが。

みなさん、最初の『ゴジラ ファイナル ボックス』の商品見本写真を憶えてらっしゃいますでしょうか?黒い箱の上に載って、睨みをきかせる初代ゴジラ。当初はあの黒い箱の表面に、鉄骨でできた構造物風のディテールを施して、30枚のDVDを収納しようと考えておりました。ところが、実際にデザインをはじめてみると、制作工程上の問題が次々と起こってきました。簡単に言いますと、イメージしたデザインの通りに箱を作ろうとすると、たいへんなコストがかかることが判明したわけです。

当初の読みが甘かった訳ですが、言い訳をするならば、全精力をゴジラ・ヘッドにつぎ込んだため、周囲への目配りがお留守になっていたということなのです。
これまで商品化されたゴジラ・ヘッドは、キット状態で販売されていました。下顎が別パーツになっていて、頭部に接着する必要があったのです。金型から成型品を抜いて作る以上、下顎を一体化するのは難しいのです。しかし、ゴジラの顎に継ぎ目があったら、興ざめですよね。とはいえ、大量生産されるゴジラ・ヘッドの下顎の接着跡を一つ一つパテ埋めするすることも、現実的には不可能です。そこで、『ゴジラ ファイナル ボックス』に同梱される初代ゴジラ・ヘッドは、下顎を頭部と一体化して型から抜くという、チャレンジングな作り方を採用しています。

と、ゴジラ・ヘッド製作に一所懸命になっていたのでありまして、気がついたら、箱の作り方に嵌まってしまったわけです。箱については一度考え方を白紙に戻しました。そしてで、現在みなさんに見ていただいている台座スタイルに落ち着きました。ゴジラ・ヘッドと台座は、組み合わされずに梱包され、お買い上げいただいたお客様に、ゴジラ・ヘッドを台座に据えていただくことになると思いますが、なかなか立派なスタイルになったのではないでしょうか?

さて、ゴジラ・ヘッドは無事に品田氏の手を離れ、原型はM−1号に移されました。ここで、生産に適した形にします。といっても、外形をいじるのではなく、眼球を入れるスペースと瞼の厚みを調整したり、顎の内側パーツをはめるための凹凸の加工をするのです。
そこで、なんと、意外な障害が!!
てなわけで、次回に続きます。

2004年11月2日

製作日記 第1回 さらばオキ〇〇ェン・デスト〇イヤー

ども、みなさんはじめまして。「ゴジラ ファイナル ボックス」を担当してます、石井でございます。このHPにささやかに色を添えようと「製作日記」を書かせていただくことになりました。今回は本商品の企画がいかにして成立したのかを、ご紹介させていただきます。

ゴジラは今年で50周年。映画も『ゴジラ ファイナル ウォーズ』が最終作となるわけで、映像商品も50周年を記念した企画を立てることとなりました。これまでも40周年記念で、昭和29年版『ゴジラ』と『怪獣王ゴジラ』の2枚のLDにパンフレット、シナリオ、寄せ書き、ピクトリアルスケッチなどをセットしたボックスを作ったことがありました。
10年前にあんなことをやったお蔭で、今回の企画は苦しみました。当初、ゴジラを倒したアノ兵器(でいいのかしら?)をDVDの収納ケースにしつらえようという案があったのですが、ものすごいコストの高さにギブアップしました。

その後、いろいろなアイディアが出ては消え、出ては消え。最終的に残ったアイディアが、「初代ゴジラの頭にDVDを収納する」という、『スペ〇〇ルマン』のDVDセットにそっくりのアイディアだったのです。そして、ゴジラ・ヘッドといえば、「キンゴジヘッド」「モスゴジヘッド」「ビオゴジヘッド」を商品化していたM−1号さんしかない!と西村祐次氏の助言を仰ぎました。西村氏はゴジラ・ヘッドにDVDを収納するアイディアを「そんなことしたら、頭でかすぎるんじゃないの?」と一蹴。言われてみればその通りです。それならば、とゴジラ・ヘッドにDVDを収納する台座(ボックス状のもの)を付属させようと考えたのですが・・・・・・

そう考えている頃、西村氏はゴジラ・ヘッドの量産のために(株)丸越のいしづき三郎氏(マルサンから怪獣ソフビ人形を作り続けてきた、オーソリティです)、原型製作のために品田冬樹氏(言わずと知れた怪獣造型のプロです)と、チームを作り、着々と作業を続けていました。時に2004年6月。品田氏は愛知万博のための物凄いボリュームの作り物と、『幻星神ジャスティライザー』の撮影用スーツ作りのスケジュールを巧みに調整し、ゴジラ・ヘッドの原型製作に取りかかったのです。

原型が出来上がるのは7月のこと。ここでDVD収納用ボックスのプランに大きな障害が立ちはだかるのですが、そのお話はまた次回に。

M-1号へのリンクバナー M−1号さんのホームページ

2004年10月23日

中島春雄氏&佐原健二氏登場のスペシャルイベント

中島春雄氏&佐原健二氏登場のスペシャルイベント

10月23日(土)渋谷HMVにて、初代ゴジラスーツアクター・中島春雄氏と『ゴジラ ファイナル ウォーズ』ほか数多くのゴジラ作品に出演している佐原健二氏をゲストに迎えてのスペシャル・イベントが開催されました。

200名を越えるゴジラファンが押しかけ熱い空気が満ち溢れる会場に、ゲストのお二人が登場、トークショーがスタートかと思いきや、ここでサプライズゲストの紹介が!
「ウルトラQ」で佐原氏と共演された桜井浩子氏と西條康彦氏がステージに登場。(桜井氏は「ウルトラマン」のフジ隊員としてもおなじみですね。)
プライベートにもかかわらず、「仲間の応援に」と会場に駆けつけてくださったお二人の登場に、当時の特撮映画の製作現場の絆の深さに思いをはせたファンも多いのでは。

トークショーでは、中島氏によるゴジラのアクションの開拓者としての自負に基づいたお話や、佐原氏が、ご自身の俳優生活50年目となる節目に『ゴジラ ファイナル ウォーズ』で神宮寺八郎という役を与えられたことについての感慨などが語られました。

そのほか、撮影所での裏話が披露されるなど、終始、和やかな雰囲気で進んだ本イベント。その詳しい内容は、今後発売の雑誌等でも掲載が予定されています。お楽しみに。

(写真上: 佐原健二氏(左)&中島春雄氏。
写真中:会場に駆けつけた桜井浩子氏(左)と西條康彦氏
写真下:ファンのリクエストに応えフィギュアに丁寧にサインをする中島氏)

2004年7月某日

「ゴジラ・ヘッド」完成目前!!

話題の“ゴジラ・ヘッド”をデザインするのは、『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』で怪獣の造形を担当した品田冬樹氏。
造形的に最も難しいとされる“初代”ゴジラを忠実に再現するために、膨大な資料を駆使して検討を重ね、見事な粘土原型を完成させた。またこの“ゴジラ・ヘッド”の制作にあたり、映画製作当時の秘蔵資料を所蔵していた西村祐次氏(「M−1号」)と、ソフトビニール関連製品の草分け的にして第一人者の金尊三郎氏(株式会社 丸越・常務取締役)の両氏に協力を要請。デザイン監修や製品化のためのリサーチなどを快諾していただき、最終的な完成に向けて万全の体制での取り組みが行われた。この後、粘土原型を元にソフトビニール製のヘッドを量産して彩色。DVD-BOXをディスプレイする部分の台座と合体して完成となる。

ゴジラ・ヘッド完成目前!!
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